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「冴子 Ver.3」その37

「冴子 Ver.3」その37

そんな
寛容な気持ちになると
なにか
心が
暖かくなりました。

時間ちょうどになって
3人がやってきました。

娘が
軽く会釈してくれました。

挨拶をして
付いていくと
レストランの個室に
案内されました。

冴子は
下座に座りました。

登は
目を会わそうとはしません。

冴子は
平身低頭
謝るばかりです。

でも
今日は
冴子があまりしゃべらないように
気をつけていました。

娘や
息子が
いろんなことを
聞いてきました。

丁寧に
答えたつもりでした。

登は
じっと聞いていました。

冴子は
登に
聞いてみることにしました。

冴子:
登さんは
私を
恨んでいますよね。

もちろん恨まれても
当然です。

私に
できることはありますか

登は
目を会わさず
「ない」と
言い切りました。

沈黙の時間が
流れ
冴子は
登は
相当恨んでいて
心が
重くなっていると
思いました。

冴子の責任ですが
何とか楽にしてもらいたいと
考え込んでしまいました。

でも
正解なんて
できるわけがないのです。

静かな
時間とでも言うのでしょうか
過ぎていきました。

登は
冴子を
見ました。

冴子は
前の
冴子ではないように思いました。

何か活き活きしているように
感じました。

そんな
冴子を
怨んで
いじいじしている
自分が情けなくなってしまいました。

登は
その瞬間心が
とけたのです。

その時間は
いままでの長い時間に比べれば
ほんの瞬間でしたが
この時間の間に
登の心が
和らぎました。

柔和になった
登を見た
ふたりの子供は
安心した様子でした。

その場の雰囲気が
かわったことを
冴子は
気付きました。




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