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小説「冴子」その7

小説「冴子」その7

その男の子は
白いユニホームで
校庭に勢いよく出てきて
白いボールを
キャッチボールするのです。

冴子は
電車に乗っている時と
全く違う
その有様に
驚きました。

冴子は
何か裏切られたような
しかし
何となく気になるよな
不思議な気持ちになりました。

その日は
あまり帰宅が遅くなると
親に不審がられるので
それを見て
帰りました。

家に帰って
頭の中を整理して
でも
整理できずに
訳の分からないと
考えました。

そんなもの考えても仕方がないの
そう考え直して
やっぱり
一途でいこうと
思いました。

翌日から
いわゆる追っかけのようなことを
していました。

今で言えば
ストーカーです。

でも
校則は恋愛禁止
校則に違反すれば
両親に
心配することになるので
校則に違反することはできないと
思っていました。

それで
卒業したら
告白しようと
考えました。

それまでは
不良ぽっく
それでいて
まじめな
男の子を
一途に
思い続けることを決め
そのようにしました。

現代なら
校則のために
卒業まで待つという
こんな事はないと思いますが
昭和40年はじめの頃の
お話です。

そのようなことは
あったと
考えて下さい。










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