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小説「冴子」その86

小説「冴子」その86

冴子が
石を持ち上げると
少しだけ向こうが
空洞になっていました。

「勇治勇治」と
ありったけの声を
出して叫びました。

穴に頭を突っ込むと
ヘリコプターの音が
少し静かになっていました。

大声で叫んだあと
耳を澄まして
聞きました。

そうすると
確かに勇治の声で
「冴子
ここだー
河本さんもここに
ケガをしているけどいる
はやくたすけてくれ」と
聞こえました。

それを聞いた
冴子は
穴の奥の方へ行くために
掘り始めました。

大きな
コンクリートの塊が
あって
なかなか進めません。

しばらくの時間が経つと
消防士さんが防火服を着て
穴の中に
飛び込んできました。

穴の中は
火炎が
入り込まないような構造なのか
あまり暑くないのです。

でも
もう
穴の外は
防火服でないと
近づかないような状態です。

「ここは
危険です。

後ろに下がりなさい

早く早く」と大声で
冴子の手を掴みました。

「中に
主人がいるのです。

声がしました。
従業員と一緒です。
助けて下さい。」と
叫ぶ冴子を
ふたりの消防士は
体を持ち上げるように
後ろへ
連れて行くのです。

どんどん遠ざかる
店の方に向かって
「勇治
勇治
勇治
、、、







」と
叫びました。

河本さんのいる
国道の向こう側まで
運ばれてしまいました。





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