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お部屋のカスタマイズ コンセントの新設

お部屋のカスタマイズ コンセントの新設

コンセントは 和製英語らしいのですが、 詳しくはインターネットで お調べ下さい。 しかし 日本では コンセントは コンセントですので コンセントについて
お話しさせていただきます。お客様のご要望にお応えして コンセントも作りました。 私は電気工事士ですので コンセントを作ることが出来ますが 免許をお持ちでない方は
ご遠慮下さい。

コンセントの配線の仕方

コンセントの配線をするには次の要領で行って下さい。
電源は必ず切断してからお願いします。

アウトレットボックスと配線を事前にしておく

まず
所定の場所に
配線と
アウトレットボックスを
取り付けておきます。

壁の仕上げをしたあとからでも
事後に
配線と
アウトレットボックスを取り付けることも可能ですが
大変です。

事前に配線していた時の
コンセントの作り方について
詳述致します。

1.壁を仕上げます

壁紙等を貼って壁を仕上げます。
壁から出ているのは
Fケーブル(正式名称は、600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(平型)VVFケーブル)
です。
断面が丸ではなく平らなのでフラットケーブルの略です。

2.アウトレットボックスの大きさに合わせて小さめに開口

中の
アウトレットボックスの大きさに合わせて
壁に穴を開けます。
写真の中央奥に見えるのが
アウトレットボックスです。

Fケーブルを
所定の長さ剥きます。
Fケーブルは2本の銅線をそれぞれ黒と白の
塩化ビニル樹脂で覆い
それをふたつ平らにして塩化ビニル樹脂で
もう一度覆っています。

外側の覆いをシース(sheath;鞘(さや))と言います。
アウトレットボックス内では
シースを剥き取っても良いことになっていますので
シースを取り除きます。(アウトレットボックス外でシースを取り除くことは禁止されています)

中の被覆の塩化ビニル樹脂も
所定の長さ剥き取ります。

所定の長さは取り付ける
電気コンセントの
裏に通常書かれています。

3.電気コンセントを取付

写真の電気コンセントは
差し込み式なので
Fケーブルを
電気コンセントに差し込みます。

コンセントは
上下があります。
正確には
左右です。

Fケーブルには
白い線と
黒い線が入っています。

白い線は左側
中性側:ニュートラル
 
または接地側
  N または W とコンセント本体に表記しています。
Nはニュートラル
Wはホワイト whiteの略です。

黒い線は右側
電源側と言いますが
コンセント本体には表記されていません。

白い線を
コンセントの
W または Nと書かれている方に
差し込みます。

黒い線を反対側に差し込んで下さい。

普通のコンセントには
「電源」と「送り」と言って
中性側に2穴
電源側に2穴
ありますので
中性側に黒と白の線を絶対に同時に差し込まないで下さい。
同じように電源側にも黒と白の線を同時に差し込んではいけません。

コンセントに
黒と白の線を区別するのは
もう今では
見かけたことがありませんが
極性のある電気機器があって
間違えると
故障するので
決められたことです。

ちなみに
コンセントの
差し込み口に
長い方(中性側:接地側 普通は左側)と
短い方(電源側 普通は右側)があるのは
極性のある機器では
プラグの幅が左右違うのです。

4.コンセントの取付

コンセントを
ボルトで
アウトレットボックスに取り付けます。
あまり力強くネジを締めますと
壁が壊れますので
密着すれば程ほどに締めて下さい。

5.カバーの座を取付

カバーの座を取り付けます。
これも
程ほどの力でお願いします。
このカバーの座は上下があります。

6.
カバーを
差し込みます。

出来上がりです。
試しに電気器具を差し込み通電を確認します。

黒と白の線は何が違うのか

家庭内に来ている電線は単相2線式または単相3線式です。
安全上日本では感電しても少しは安全な様に100V程度に抑えています。
しかし、200Vを使用する家庭内の機器も必要と言うことで
次のような配線にしています。

即ち
電柱の上の方にある
3本の線の中から2本の線を変圧器電源側に入れます。
中には鉄心に銅線が巻いてあって電源側には負荷側の30倍多く巻いています。
そのため電圧が30分の1に低下します。
負荷側には両端と中央に出力線があって
両側につながる線が黒い線ー電源側です。
中央につながる線は白い線ー接地側です。
その名の通りトランスから下側に接地線があって接地(アース)されています。

もちろん電源側の線はアースに対してそれぞれ3150Vです。

人間が白い線だけに触った場合はいずれの場合も感電しません。
それに対して
黒い線だけに触った場合には、その体が接地(地球に対して電気が通る様な状態)されているときには感電します。
即ち地球に対して電気が通らないような状態(絶縁状態)の時には感電しません。
もちろん、白い線と黒い線を同時に触ると間違いなく感電します。
体が濡れていると特に多くの電流が流れますので生死に関わりますので濡れた体で電気工事をしないで下さい。

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