セパレートタイプは使い易いので
セパレートタイプにカスタマイズして欲しいという
要望も受け付けます。
もちろん物理的に可能な場合です。
トイレは
給水管・電気・換気それに
最も重要な排水が必要です。
特に排水管はφ75mmというおおきな管であると同時に
排水勾配が必要です。
そのため
物理的に不可能なお部屋も多いことを
前もってご了承下さい。
薄く丸印のところに排水管が必要です。排水管は所定の場所にあることが必須です。
トイレの予定位置の下に排水本管が通っています。
本管割りを行い枝管を作る工事をする予定でしたが、
今回は幸運にも本管を入れた時に点検口が見つかりました。
点検口から排水管を引くことになりました。ちなみに本管は100φ(VU100)です。
点検口も同径です
立ち上がり部分の床貫通部分を丸く切り取ります。
75φで立ち上がります。
ジグソーで切り取ります。
配管します。VU75は太いので簡単には曲がりません。
入念な工事が必要です。
床の復旧と補強
補強の上元通りに復旧致します。
トイレは重く毎日使う上水回りなので傷みやすいんで傷まないように
根太は相当密(小社では@50程度)に入れます。
床からの騒音を防止するために遮音シートを張っています。
もう一枚合板を張ります。
管周りをシールしています。
トイレ壁の新設
壁を作ります。できるだけ広くなるように一部の壁は合板だけです。
配管や配線が必要なところは少しだけ幅広に作りました。
扉のつけるところはある程度厚みがないと工事できません。
35角垂木で下地を作っています。
トイレには電気のコンセントやスイッチが必要です。
もちろん給水管も必要です。
給水管は架橋ポリエチレン管で水漏れもなく仕事にしやすい管です。
この壁の両面に石膏ボードを張ります。
パテずりしてクロス下地とします。
クロスを張りし上げます。トイレのスイッチの取り付けました。
蛇口は同時に作る洗濯機置き場用の給水です。
電気コンセント・トイレ用給水アングルを取り付けます。
天井換気扇の取り付け
トイレには換気扇は必須アイテムです。トイレの臭気抜けのため小容量な換気扇が必要です。
天井から壁まで天井裏でダクトでつなぎます。
可塑性が高いアルミダクトを使用します。通常の使用では堅牢で問題はありません。
壁面の取り付け部分は塩ビ管を使い木ねじで止め付けます。
まず天井からアルミダクトを取り付けます。
この穴を利用して電気配線・水道配管もします。
アルミダクトの先に塩ビ管を取り付けます。
天井裏を補強してビス止めの上アルミテープ貼りとします。
パイプファン取り付けます。
あらかじめ配線しておいたスイッチにコンセントを差し込みます。
床のシートの張り付け
洋式トイレの床はシートが最善です。
床の配管は、少し長めにしておきます。
床の排水管を床面と同じ長さに切断します。
少しでも出っ張っていると不適です。
必ず床と同一か1mm程度短い目が最適です。
床は掃除機で綺麗に掃除します。
小さな石でもあとでわかりますが改善ができません。
少し大きめの床シートを用意して床に置きます。
周りを壁面に合わせて切ります。
壁面と接触していたらいけません。
1mmから3mm程度の隙間を空けることが必要です。
周りに養生テープの貼り付けます。
床と壁の交線から5mm程度が適切です。
床とシートの間をが浮かないように接着剤代わりにシリコーンをつけてとめ付ける。
シールを「ならす」用のヘラを作ります。
少し鋭角に切り取り角を5mm程度切り取ります。
ツルッとしている面を使います。
写真でいえば裏面です。
少ない目にシールを絞り出します。
ヘラで表面を三角の斜面のように仕上げます。
上の写真ではすこし少ないので補充してもう一度ヘラでならしています。
ヘラにシールが多く付いた時は新しいものに換えて下さい。
養生テープを剥がします。下のシートが上がってこないように押さえながら剥がします。
シールは全周です。固まるまで近づかないで下さい。
施工日はこの場所に立ち入らないで下さい。
図で書けば次のようです。
シールをすることによって少しの水なら平気です。
便器の取り付け
洋便器を取り付ける工事をします。
フランジを取り付けます。
昭和50年頃までは真鍮のフランジと鉛の管をローつけして固定したのですが
現在は便利な塩ビフランジを使っています。
右下はVP100管用のアタッチメントです。(今回は捨てます)
右上はガスケットの入っている箱です。
完成です。
暖房便座取り付けました。
洗浄便座も可能です。
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